斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

2013-01-01から1年間の記事一覧

一つ一つを上手くやる その3

昨日はちょっとしたスクリプトの話をしました。今回はその逆に複雑な問題を一つのシステムで片付けるという考え方について記事にします。こういった事をするシステムで僕がすぐ思いつくのはMS製品ですね。MSoffice系のソフトやMOSSなんかは一つのシステムで…

一つ一つを上手くやる その2

シェルを題材にそれでは、簡単な例を挙げてみたいと思います。手頃な例としては下記webサイトに掲載されていたワンライナーのスクリプトです。CLIマジック:使って役立つワンライナー入門 http://sourceforge.jp/magazine/09/01/14/0134202 ps -eo user,pcpu…

一つ一つを上手くやる

前回からの続きになります。前回は無駄を省く事についてピックアップしていましたが、それだけではまだまだ利用し易いシステムにはなりません。無駄が無いだけで局所的な環境でしか動かないとしたら、次はどこにでも移植出来るようなシステムでないと不便で…

無駄を省く その4

今回は無駄が多くなるケースについて今回は記事にします。実際に中小規模までであれば少ないと思いますが、それなりに社内でシステムを抱えてしまった場合、しかも経理や人事などのワークフローに関わるものを別々に構成してしまった場合、非常に無駄の多い…

無駄を省く その3

その1 その2より実際に無駄を省くにはどうすれば良いかといえば、ボトムアップで構築していく方法が一番手っ取り早いと思います。必要になったら作る。その作ったものは常に流用出来るように作る。必要になればその流用したものを使う。こういう事をコツコ…

鋭く斬る

Unixの哲学の話は20:00にアップしますが、今書いている「無駄を省く」という事について居合道の中で学んだ事について少し記事に書いてみます。実際に刀で仮標(水に浸けた畳表を巻いたもの)を斬る時に僕が師範からよくに受ける指摘の中に「迷い」や「考える…

無駄を省く その2

その1よりこの考え方で流用できるのは、何もシステムだけでは無いと思います。組織にしたって、動作にしたって無駄なものは無いにこした事はないですよね。最初はシンプルなものでも、更新や修正を加えるうちに複雑になってしまうのは仕方ないのですが、あ…

無駄を省く その1

前回の「技術に振り回されない為に」 その1 その2 その3 その4 より続きます。今回から、以前上げた9つ其々のテーマに関連した話を少しずつ記事にしていきます。Unixの哲学 1.小さいものは美しい。 2.各プログラムが一つのことをうまくやるようにせ…

技術に振り回されない為に その4

その1 その2 その3 より続きます。 実際にこういった哲学を利用しながらシステムを考えていく事で指針を立てる事が出来ますので、その現場の設計がどういった所に問題があるか逆算する事が出来るようになります。方向性さえ押さえていけば、道に外れても…

技術に振り回されない為に その3

その1 その2 の続きです。こういった考え方が必要な理由について、僕なりの考え方になりますが一番分かり易いところで、これは既に成功事例なのですね。失敗から学ぶという人はたまにいますが、統計的にみると「成功した人が成功する確率」と「失敗した後…

技術に振り回されない為に その2

その1よりここで紹介をした考え方は現在でも「5番の単純なテキストファイルにデータを格納せよ。」以外は通用すると僕は考えています。5番だけは特殊な事例が発生すると出来ないですからね。 これについては今後取り扱いますが、ここでお伝えしたいのは基…

技術に振り回されない為に その1

エンジニアを職にしていると、「そんなのツールにしなくてもシェルで良いんじゃないのかな?」とか「わざわざ仰々しくパッケージにしなくても良いんでないか?」といった事を考える機会が多くあります。多分ツール化とか仰々しく看板立てておけばお金にしや…

実践する事

僕は昔は別々の学び方を使っていて、今にして思うと非効率だったなと反省する時があります。一つ目は、知りたい事を書籍を読んだり、人の話を聞いたりする事で学ぶ 二つ目は、実行する事を念頭に置いて学ぶこの二種類の学び方をしていたのですが、結局自分の…

学ぶ事

普段の社会生活だと、上司や客先の方にあーだこーだ言われてそれが間違っていていも堪える必要がある事は少なくはないと思う。何かを進める為に面倒でもルールを決めてやっていくのはそれほど悪くない方法だと思う。そうでないと、誰に何をお願いするか有耶…

楽になっているはずなのに大変になっている?

昨日に引き続き環境構築中に感じた事ですが、色々世の中便利なものが増えている「ような気がする」のですが、実際にその便利は使いこなせた人しか手に入れる事が出来ないのが現状ではないかな?というのもrailsもそうなのですが、これ以上に便利なはずの言語…

改めて実感したインフラ構築の難しさ

自分のPC内で同じ事できないか今環境構築している際に気づいた事について、railsなどのようなフレームワークを使った開発は大分効率的である事は確かではあります。昨日の記事にした、ズルいデザインテクニックにしたって、railsの環境についてきちんと構築…

Rubyistはズルい(かもしれない)

先週、仲間内でアメブロのカスタマイズについて講義をしていたのですが、僕の伝え方も考えなければいけないのですが、自分が思っている以上にCSSやhtmlって初心者の方にとって難しいと感じている事を知りました。僕の場合、CSSとかHTMLを読めないのは単純に…

Macのショートカットについて

そういえば、身近な人でMacを購入している人達が増えてきたので少しだけ、知っておいた方が良い事を書いてみます。 windowsと操作は確かに変わるので、面食らいますがキーボードで何が操作出来るかという所は押さえておいた方が良いのかなと思います。基本的…

IT剣士流エンジニアリングのすすめ 使い回ししよう。

昔の技術は今では通用しないかというと、そうでも無かったりします。 特にインフラ側はシェル組めれば結構楽が出来ますね。今僕たちのやっている開発手法の基礎とか言語も20年以上前のものからバージョンアップさせて使い続けているものが多かったりします…

先輩エンジニアの昔話を聞いて

昨日は仲間のあつまりで飲み会があったのですが、とても面白い話が出来て良かったです。僕は新しい技術も好きですが、エンジニアの昔ばなしも結構好きだったりします。例えばプログラムを紙のテープに点字みたいに打ち込みそれをコンピューターに読み込ませ…

IT剣士流エンジニアリングのすすめ  エンジニアの供給が足りていない理由

前回の続きです。供給が足りていない理由について、前回の話ではそもそも教育しているところが少ないというところを書かせて頂きました。プログラムについては、教えているところっていうのは多いのですが、インフラは趣味の延長線場にあるという状況ですね…

カスタマイズを着々進行中

今日はお世話になっている人達にブログのデザイン方法についてレクチャーする事になりました。最近勉強している事なので丁度良いと思い請け負ったのですが、ドキドキしますね。まずは、僕が出来る事をネベースに説明出来ればなと考えています。 あと、このブ…

IT剣士流エンジニアリングのすすめ インフラエンジニアは人材不足?

今回は僕のスキルセットについて僕の経験則を交えつつお話します。インフラエンジニアという言葉が使われ始めたのは多分ココ4、5年くらいのような気がしなくもないですが、やっている事はネットワークとサーバの設計/構築/運用/保守というような仕事で…

しあわせなシステム作り

前回の続きです。 エンジニアなので効率を求める事は悪いとは思いません。ただ、そこに人間性が一切は入り込む余地がない場合、どうなるかという事は常に頭に入れておくべきだと思いますね。とりあえず、世の中の出回っているサービスを見ていると、コピーし…

システムエンジニアってなぁに? 

そう言えば、システムエンジニアってどんな仕事ですか?って聞かれる事がたまにあります。これについて僕なりの答えは、「人から職を奪う仕事」と答える時がありますね。この回答をする場合はその人の職は僕によって奪われない人限定なんだけどね。しかし、…

IT剣士の道具たち 出張版

先週の土曜日に仲間の方にMacの使い方を軽くレクチャーしてみました。 といっても、大した事は無く操作に困っているもしくは無駄が多いところを、こうすると楽ですよとかトラックパッドの使い方が観えるところを説明したりしていたのですが、そこで一番ショ…

IT剣士流の仕事術 その2

以前から撮り貯めていた夢の扉を一気にみたのですが、やっぱり好きな事貫いている人って観ていて気持ちいいですね。テレビ番組はこれと「プロフェッショナルの仕事の流儀」と「世界遺産」だけは絶対にやっていれば録画するようにしているからね。行き詰まっ…

IT剣士流の仕事術 その1 

最近電車に乗っていると電車広告の中に稼ぐ系の書籍の宣伝が大々的に掲載されているものを見かける。別に言うのはかまわないのだが、目につくところにあると目障りなのでとっとと取り外してくれないかなと思っている。それはさておき、なんでこうもお金を「…

『刀』モノを評価の話について

評価は基本的に相手の刀を否定しないといのが基本というか絶対のようです。二つほど理由を教えて頂いているのですが、一つめは「大事なもの侮辱しない」という事です。まぁ、この辺りは刀を自分のパートナーと置き換えた時、否定されると気分が悪いというの…

『刀』の不思議 

昨日は僕が「童子切」が大好き(アレ?)だという話をしたと思いますが、今回はその失われた技術の一つ『鋼』について書いていきます。鋼は鉄の炭素の含有量によってそう呼ばれるようになるのですが、大体0.5%〜1.7%炭素を含んでいる鉄の事をさしま…