斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

鋭く斬る

斬る心-刀

Unixの哲学の話は20:00にアップしますが、今書いている「無駄を省く」という事について居合道の中で学んだ事について少し記事に書いてみます。

実際に刀で仮標(水に浸けた畳表を巻いたもの)を斬る時に僕が師範からよくに受ける指摘の中に「迷い」や「考える」と言う言葉が出てきます。

実際に肝心な所で二の足を踏んで考えてしまっているので、対象を一刀両断に出来ておらず不完全に斬っている状況になりがちです。

斬っている状況はある程度見えているので迷いが原因で有る事は理解は出来るのですが中々こういったものは治す事が難しい部分でもあります。

まぁ、理解して出来れば苦労はしないですから、この辺りは鍛錬して何とかしていくとして、無駄を省くというのはこういった所から実体験で学んでいます。

物体を斬るというのは多くは論理で片付きます。

要は斬れる様に斬れば良いというだけの事。

物体の繊維に沿ってその繊維が分断出来るように加重がかかりさえすれば両断する事が出来るのですね。

ただ、頭で理解する事と身体で実践する事では大きな違いがあり。

ここに実践による学びが生まれます。

鋭く斬るというのは、その斬る直前から自分が空っぽになっている状態で、後は身体に任せてしまう位の感覚になっていないと僕の場合中々上手くいきません。

空っぽの状態であれば、変に迷ったりせずスパッと斬る事が出来るのでどうにかこの心境を何時でも持てるようにしていくよう鍛錬しています。

感覚としては座禅している状況と変わらないのですが、どうも環境が変わってしまうとその心境を保つ事が出来なくなるようです。

いつも行っている鍛錬は状況に流されないようにするための最小の心境を保てるようにしていくものだったりします。

しかし記事を書いて改めて感じますが、道を実のある言葉にするのは難しいなと感じます。

まだまだ修行しないと全然追いつかないですね。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

無駄を省く その3

斬る心-CLI

その1
その2より

実際に無駄を省くにはどうすれば良いかといえば、ボトムアップで構築していく方法が一番手っ取り早いと思います。

必要になったら作る。

その作ったものは常に流用出来るように作る。

必要になればその流用したものを使う。

こういう事をコツコツ積み上げていけば無駄の無いものを作る土台が出来てきます。

更に欲を言えば、この作ろうとしたものに対して既に作っている人間がいないかを確認すると作る行程すら無しに必要なモノが手に入ります。

rubyであればgem


perlであればcpan


pythonであればPyPi

など、この辺りを調べてみたりgithubでソースを見つけてくるなどをする事で一から作る手間を軽減する事も出来ます。

まぁ、この辺りのコードを流用するにあたり色々と気にしないと行けない事というのはありますが、ソースコードというのはネット上に公開されているものが有るという事を知っておくだけでも、web系の開発の仕事とする時に有利に働く事が有ります。

後は、其々が動くインフラを構築してしまえば良いので、提供したいインフラの設計決めれば、ある程度の規模までなら開発出来る準備は整っている状況だと思います。

社内インフラだと、javaでないとダメとかあるのでそういった開発言語や環境に縛りがある場合は諦めるしかありませんが、そもそも今後そういった案件を受けるのはあまり得策では無いと感じますので、技術の知らない人間の一般的とか標準という言葉を鵜呑みにせずに、本当にこれから活きる言語を学んでいけば、作り手として職を心配する必要は無いのではと感じます。

職業でエンジニアをやる場合は、僕の方法は難しいかもしれません。

ただ、職人としてエンジニアの道を進んでいくなら、本当に活きた言語や環境に手を染める事をオススメします。

それだけでも、普通の人と差をつける事ができます。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂いて有り難うございました。