斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

IT剣士流社内インフラ構築のすすめ その4 どうやって周りを巻き込むのか?


冬の夜空って都会でもキレイですよね。寒いからなのかもしれませんが、星をみていると気持ちが少しすっきりします。

日本の伝統文化である刀を学びつつ最新のIT社会で活きる現在の剣士のブログ-冬の月夜

と、冬の夜空の話はここまでで、その3の話の続きになります。

前回は「システムを導入するのに皆で体験する事が大切」だと書きました。
今回はその続きです。

新しいものを入れるときに、そのシステムを入れる事を喜ぶ人もいますが、逆に嫌がる人もいます。

自分が今までやってきた事を機械にとられるというのが嫌なのか、もしくは以前も似たような状況でシステムを導入したがむしろ手間だけがふえたのか、多分後者だとおもいますが、嫌な体験をしているとその体験に引っ張られて、今回も失敗するのではという考えが浮かんでしまう人もいます。

こんな場合は、二通りの方法があると思います。

一つはそんな人はほっといてガツガツと導入を進めてしまう方法
この場合、その嫌がっていた人は無視して必要だと思っている人達だけで押し進める事が出来れば何とかなりますが、あまり気持ちのいいやり方ではないですね。

そしてもう一つはその逆ですね。
その人を巻き込む方法

この場合、そもそも協力しないという状況もあるので、必ず出来るとも限らないのですが僕は単純に「困っているのでどうやったら手伝ってくれますか?」とお願いする感じでやっています。

僕自身が細かい社内政治というか搦め手というのが苦手なのもあるのですが、一般的な社会人であれば相当ひねくれ者でない限りはアドバイスをしてくれます。

そのアドバイスをもらった後に、「じゃあ、○○すれば手伝ってくれますね」みたいな調子で良くお願いしたりします。

だいたい、「困っている事」を伝え何か「課題」が発生したらそれを解決して、達成したら「ご褒美」をもらうというサイクルをまわせるようにタスクを組んじゃいます。

まぁ、何かしらの痼りがあって導入を反対しているだけなので、「問題が解消される」か「問題を解消する事が出来ない理由」が分かれば、納得してもらう事が出来たりします。

結構、「この人めんどくさいな」と思ってしまうケースもあるでしょうが、単純にコミュニケーションとるだけでもシステムを変更しなくても解決出来る場合ってあるものですよ。

こんなとき、「人って馴れる動物なんだな」とつくづく思います。

ではでは、次回は題名変わりますが、今回とは逆に不幸な状況になるシステム導入のお話をしたいと思います。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。