斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

モノを提供するという事

今日マクドナルドにいったとき

「60秒で提供出来なかった時は、無料の引換券を渡します。」

というキャンペーンの垂れ幕(?)を見たのですが、これってピーク時も適用されるんでしょうかね?


アイドルであれば問題ない(むしろ暇な時はさっさと提供してほしい)とおもうのですが、忙しいときに時間のかかるハンバーガーを注文されたら出来ないような気がするのですけどね。


これも超効率化社会の足音という事でしょうか。


お客様第一というのも分かるのですが、日本人ってそんなにせっかちな人種でしたっけ?

そんな事を疑問に感じる今日この頃です。


というわけで「まおゆう」はじまりましたね。

この作品自体の生まれかたが僕は結構すきなのでアニメではどうなる期待しながら観る事にします。

あと、この作品のテキストについては自体はまだ「無料」でみる事ができるようです。

スレタイ:魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

というのも、この作品は2ちゃんで書かれた小説ですので、まとめサイト経由で中身のテキストは元々全文ネットに公開されているのですね。

2ちゃん発信というのは一昔前の「電車男」や「痴漢男」とかと一緒ですね。

個人がネット経由で作品を出して評価を得て商品化するというサイクルに見事にハマっています。


多分どれも最初から映画化とかドラマ化を狙ってやっていない事が功をそうしているのだと思いますが、何かを作るという行為そのものは実際にはネットとの親和性はとても高いように感じます。


まぁ、OSSの世界ではフリーで便利なツールを提供して、受け入れられたらサポートを有料で行うというスタイルもあるので、今後は「FREE」に書かれたようなスタイルはさらに加速していくと思います。(この辺りの話は別途書きます)


最初に無料で商品を公開し、より良いものや期間を延長出来るものを有料で提供するというスタイルでないと、そもそも手にすらとってもらえないケースが多いですからね。

このようなやり方が、どんどん標準になっていくのかもしれません。

僕も最近ラノベ完全に観なくなってしまいましたからね。

有料の商品がネットで無料公開されているものよりつまらないという状況も手伝って購入する気がなくなってきました。

本来作品の善し悪しは第3者がその作品に触れる事で初めて成り立つのですが、
作ったときから「あからさまに狙っている」作品やテンプレート化して大量生産されている作品は時間の無駄だから観る気がしないですね。


それよりも作者が本気で何かを表現したくてしたくて仕方ないというエネルギーがある作品を読みたいなと感じます。


そういった、「俺はこれがつくりたい!」という感じを前面に出して人の作品はこれからも読み続けるんでしょうね。たぶん。


あとこれは、上記のような作品に限らず普通に生活していても感じます。


仕事なので仕方ないとはいえ、誰かに言われたままで作っているサービスやこれならユーザーは喜ぶだろうと勝手に思い込んで作り込んでいるサービスなんかは既に破綻しかけていますね。


本来はそのサービスは何がしたかったのかを振り返れると本当は良いんですけどね。


実際に高機能なシステムは人を惑わす(特に初心者や初級者)だけなので正直あっても不便なだけなんです。

これはカスタマーサポートをやっていると自然と分かる事なんですが、実際のお客様と接しない技術屋では中々感じれないんでしょう。


極端な話だと100ある機能の内、実際使われている機能は10位だったなんて笑えない話もありますからね。


その場合、自分は何を表現していくかというところに立ってモノを考えていく必要があるのでは無いかなと感じます。


まぁ、最初の話に戻りますが、マックだからこの60秒のキャンペーンはありなのかなとも思いますが、それにしても最近日本の都会の時間の感覚がどんどん短くなってきているようにかんじます。


そのまま時間に押しつぶされて、心が壊れてしまう気がするのは僕だけでしょうか?


基本的にお客様に近い商売は特にそこで働いている人達の雰囲気が重要になります。


この雰囲気が良いと、人はその店員さんやお店のファンになりリピーターになるのだから、この事に気づけば値段を下げなくても高収益だせるとおもうのですけどね。

なんで分からないのかな?

最近僕自身、FC店にはあまり行きたくないなと感じているので特にそうおもうのかもしれません。
また、好きな店員さんができなかったお店も2度行く事はないかな。


他人から押し付けられたべき論ではなく、自身の心に素直な仕事の仕方をしていければ自然と出来上がるとおもうのですけどね。

難しいですね世の中は、本当に・・・


今回はここまでです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。