斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

硬い考え方から抜け出すには

昨日、同じグループに参加している方と割と真剣に向き合って話す事ができました。

僕の場合、社会人になりたての頃から独立する事を考えているというか、独立していると思い込み仕事に対して自分が必ず主になるように考えてやってきました。

ただ、これとは別のケースで会社に従い降られた仕事をこなしていくような状況に身を置いていると、なかなか会社で揉まれた経験が逆に仇になり、自由な発想を疎外するような事になるという事を久しぶりに肌で感じました。

僕自身、正社員の働き方は否定しないしむしろ僕には真似出来ないので凄いなと考えています。

結構自分で得てきた経験というのは活きる時は上手く活用できるのですが、一度歯車が狂うと今まで従ってきた会社ですら居心地が悪くなり、心が壊れていく事があります。

ちょっと前に常駐で受けているこの仕事でも感じた事ですが、これが実際に逃げ場が無い状態で受けなくてはいけないプロパーの方の心情を察すると心が痛みます。


こういう場合、既にその領域から突破している人は別の切り口でその状態を切り抜けれるのですが、従う事を強要されている方は突破口がわからず迷子になるみたいです。

だいたいこういう状況に陥りがちな思考というのは自分の中の論理だけで何とかしようとして思考の柔軟さが失われているように感じます。

僕も以前こうあるべきだという硬い考え方をもって仕事をやっていましたが、年をとる毎に図々しくなったのか、出来なきゃ出来ないでいいやぐらいな感覚で、そのかわりやれる事はしっかりやるというスタンスに切り替えています。

結構、追い込まれている時って人の助言とかも聞けないので、言葉で伝えようとしても上手くいかないんですね。
僕の場合は「お前よりしっかりやってるよ!」という気持ちが強かったりしたので、今にして思えばせっかく助言くれた人に対して失礼な事をしていました。

こんな状態から脱出できたのは、侍コアラの侍の部分である居合道をやっている事が大きいように感じます。

元々、成功願望は強かったし、ぜったいのし上がってやると昔は何時もかんがえていたのですが、今は憑き物が落ちたように脱力しています。

好きにすればいいじゃな〜いって感じでしょうか。

人様に迷惑かけなければ割と何やっても良いと思いますので、硬くなった心と思考はぼ〜っと空でも眺めて柔らかくしちゃいましょう。


今回はここまでです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。