斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

技術に振り回されない為に その4

斬る心-CLI

その1
その2
その3
より続きます。


実際にこういった哲学を利用しながらシステムを考えていく事で指針を立てる事が出来ますので、その現場の設計がどういった所に問題があるか逆算する事が出来るようになります。

方向性さえ押さえていけば、道に外れても修正はしやすいですからね。

こういった方向性を持たずに漫然と仕事をしていると、いつの間にか周囲の環境に振り回されていつの間にか望まない結果を押し付けられてしまう、という状況に追いやられるケースも有ります。

むやみやたらにピチクパーチク喚き散らすのも問題ですが、状況に流されるままというのも宜しくないですよね。

その為に、確度の高い情報をもっておくのは手だと思います。

始めは自分のもので無いので、中々なじまないかもしれませんが、しっかりとしたポリシーを持って物事に望めるようになると状況に流されにくくなったり、更には状況を創りだす事もできるようになります。

人と話す時にも、しっかりと芯をもって学んでいると複数の視点で突っ込まれても合気道の達人のように全て往なす事が出来るようになるのをイメージしてもらえると、どんな状況か分かりやすいでしょうか?

その為には、地味ではありますが基礎鍛錬が必要になります。

先人の考えを学び実際にどうやって今の環境が出来上がったか理解を深める事によって、世の中のキャッチーな技術に踊らされる事無く本当に必要なものだけをクライアントに提供する。

そんなエンジニアになる事も出来ますので、昔から現在まで残っている技術や考え方については自分の血肉に出来るだけする事は必要です。

Unixの哲学だけでなく他にも多くの先人達の知恵はあるので、自身で色々と調べて身にあった考え方を取り入れるようにしていく事は追々プラスに働くと思います。

では、次回からは、「小さいものは美しい」を議題に記事にさせて頂きます。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂いて有り難うございました。