技術に振り回されない為に その2
その1より
ここで紹介をした考え方は現在でも「5番の単純なテキストファイルにデータを格納せよ。」以外は通用すると僕は考えています。
5番だけは特殊な事例が発生すると出来ないですからね。
これについては今後取り扱いますが、ここでお伝えしたいのは基礎的な考え方は時代が変化しても通用するという事です。
前回紹介した考え方以外にこういった考え方はあります。
その一部を転用します
これがUNIXの哲学である。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け。
協調して動くプログラムを書け。
標準入出力(テキスト・ストリーム)を扱うプログラムを書け。標準入出力は普遍的インターフェースなのだ。
— M. D. マキルロイ, UNIXの四半世紀
これなんて、別にUnixとか開発とか関係ないと思います。
要は、「一つ一つの事を確実にやる事」これが最短なんですね。
おざなりに事を進めて、問題を置き去りにしながら次のテーマを解決に向かっても、そこに解決策を見いだすのは難しいです。
根源的な部分で誤摩化していては、結局最初からやり直しをしなくてはいけないのですね。
僕がいた職場で、この根本的な問題に突っ込んでしまいどうしようもなくなっている状況の職場もありました。
こうなってしまっては、最初から作り直すしかないです。
大切な事というのは実はそれほど多くありません。
ただ、あまりにも簡単すぎて上手くいかない時、きっとやり方が悪いんだと複雑に考えてしまう場合があります。
ここで、難しく考え始めるとあとは泥沼にはまるようにシステムの肥大化が進んできます。
本来簡単であった問題は、非常に困難な問題へとすり替わる事があります。
こうならない為に、先人の考え方というのを利用するのはおおいに有りだと思います。
人に説明する時に結果を出している言葉を使うと勝手に納得してくれる場合あるので、クライアントを説得するのにカードとしても使えたりします。
あと、昔気質のエンジニアと話を合わせるのにも役に立ったりしますね(笑)
この他にも大切な所で役に立ちますがその話はまた次回にします。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂いて有り難うございました。