IT剣士流社内インフラ構築のすすめ その5 導入時に起こる不幸な出来事
先日、やっと導入に一番もめていた方が、前向きに検討する姿勢を見せてくれました。
これで、僕の仕事は来週から更に加速する事が決定です。(汗)
まぁ、早く使わないとせっかく買ったのにもったいないですからね。
それでは、その5「導入時に起こる不幸な出来事」について話をすすめますね。
前回では、周りを巻き込む事について書きました。
その逆に巻き込みにくいケースっていうのが存在したりします。
それは、外部からの圧力で導入するケース、主に規約や制約によって導入する事になったものですね。
内部統制とかセキュリティとか運用改善とか、聞き慣れない人もいるかと思いますが、これに関わる仕事をされた方は言葉を聞いただけで渋い顔をするかもしれません。
それくらい、大体面倒な事になるケースがでてくる案件ですかね。
これは、偉い人(上司や監査や国とか)からやるように指示されたり、やらないと会社として信用を落としてしまうという状況かで発生します。
これに関わる案件は、人がシステムに従うというプロセスが必須になると思います。
基本は「○○するべき」というべき論ベースで進んでしまうので、現場の仕事内容をべき論に合わせる必要がでてくるのですね。
こんな時、お達しが来た人はどう反応するか。
まぁ、大抵嫌がりますね。
今までやっていた仕事内容が変わってしまう可能性が高いですからね。
変わらなければシステム化しなくて良いわけだし、しかし仕事のやり方にケチつけられて黙っていられる人は良いですが、中には当然猛反発する人がいます。
しかも、これも偉い人だと既にこのプロジェクトは始まる前から炎上している雰囲気が漂ってきますね(苦笑)
こんな状況化でも黙々と仕事をこなす(こなさなければいけない)人達もいます。
プロジェクトに参画しているとその人達は徐々に生気が奪われているのか、元気がなくなってきてちょっと気持ちの悪い目になってきちゃうみたいです。
大きな企業だから仕方ないのかもしれませんが、システム導入の本来担う部分を無視してまで入れる価値はあまりないと思うのですけどね。
これはそれなりに大きくなった企業の末路なのかもしれません。
なまじ稼げるから倒産もしませんが、こういう場所で働き続けるのは本当に社畜といっていいでしょう。
その是非はともかく、そこまで自分を犠牲にして会社に従うっていうのもある意味プロだと思います。
できれば、こういう働き方をしている人ももうちょっとしあわせという事に目を向ける事ができれば良いのですけどね。
僕の話は完全に独立する事が前提になっているので、社畜の人には聞いていてキツいようです。
なんども諦めた目を向けられましたからね。
「君は出来るから良いよ」
「独り身だから楽だよね」
みたいな感じでですね。
僕も今の状況は意図的に環境を作って来たからなせる事なので、そう言われちゃうとこの人ダメだなとしか思えないですね。
しかし、ここまで身を削って守った会社から一体何が手に入るのかな?
その辺りしっかりと考えてみたら良いのにと思ってます。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。