IT剣士流社内インフラ構築のすすめ その3 しあわせなシステム作り?
その1とその2の続きになります。
前回、自発的なケースと外的要因による導入のケースを紹介しました。
実際、これで現場の方が喜ぶ事が多いのは前者のケースだと思います。
何せ入れたくていれたのですから、上手くいけば念願のシステムを手に入れる事になりますからね。
担当者のやる気が違います。
あと、やはり誰かに言われてやるのではなく自分たちでどうにかして最後に達成するというストーリーも良いのかもしれません。
実際にこういった導入はプロジェクト単位でまかされる事になると思いますし、担当者も最初ははりきっているはずです。
そのプロジェクトをまわして成功させたら、会社の中の仕事とはいえ結構おおきな満足感が味わえるのも大きいですね。
後はその入れたモノが本当に役に立つものであれば完璧です。
ここまで出来ていると現場としては結構しあわせなものが導入された事になると思います。
ここの辺りで大切なポイントになってくるのは、「”みんな”で頑張った(苦しんだ)」という体験なんだと思います。
これは、僕の体験だと高校とかの学祭で、あんまり大した事のない展示物を作ったのですが、それなりにクラスの仲間と一緒に協力してやったというだけで何だか満足した状況に似てたり。
オンラインゲームで、パーティー組んで結構強いボスを倒した時の一体感とかが似ているのかなと感じます。
※後者は微妙に違うかもしれませんが・・・
こうやって生まれたものはそこに関わった人は愛着が生まれていて多少のダメな部分も「しょうがないな」と諦めてもらえたりします。
こんな話だと、ではシステム自体は関係ないのか?と思われてしまいますが、もちろん中身はきちんと作られている必要はあります。
ただ、一緒に参加するとプラスαの一体感もあるので、意外にすんなり導入出来るより試行錯誤して頑張って導入しましたというケースの方が喜ばれる場合もあるという事ですね。
しかし、想い通りに事が運ぶとそれを壊したがる人がいたりするのだから人って不思議ですね。
色々と自分の手が入らないと気に入らないのかもしれません。
じゃあ次は、「どうやって巻き込むか」という話をします。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。