斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

歩く

少し前のお話ですが、道場で稽古中に広い視野の集中を持つように注意されていたので、
普段の生活の中でも鍛錬するには何か良いものは無いかと考えたとき、「歩く」事を
鍛錬していました。


やり始めてみると、思った以上に視界が狭かった為か見落としていたものが多い事に気づき
本来感じていたはずのものを取りこぼしている事に気がつき結構意外でした。

今でも、気づくと視界が狭くなる時はありますが、そんな時は決まって妄想や雑念の
類いに思考が偏っていますので、ゆっくり息を吐いて集中を戻しています。


何となく本来そこに無いものが見えたりや聞こえたりする時がありますが、この場合も
同じ様に自分自身でも気づかないうちに頭で処理されていたのかなと感じます。


出来ればその場限りの瞬間毎に集中し続ける事が出来ていれば、雑念に引き釣られる事も
無いのでしょうが頭の方は飽きるのでしょうね。刺激が無いから作ってしまったりするの
だと思います。

そんな時は、肚と息を意識して一呼吸して、騒いでいる雑念と距離を置く事にしています。



こういった習慣があると、予期しない事が起きている場合でも比較的素早く立ち直れてたりします。