自然と在る
最近稽古をしている時、特に己の中で課題として上げている。
自然と在る。
ただ歩く、ただ振る、ただ呼吸する。
ただそこに在るだけの状態まで自身をもっていく。
自分の重さを足に体感させ呼吸を深く肚でする。
そうすると、無駄に入っていた力が抜けていき普段より己の重さを感じるようになる。
また、視界にも注意を働かせ狭い視界にならないようにただ見るようにすると、自然と立つ形が出来てくる。
後は、この状態で歩く、斬るという動作を進めていく。
この状態が、剣は剣の体は体の心は心の働きをしやすい状態なのかなと最近感じる。
何かに縛り付けて物事に執着し、思考が止まってしまうのは一番避けたい状態だと感じます。
常に如何様にも動けるように剣も体も心も適当に放っておく事で、少し自在の状態に近づけたかなと感じます。
剣は剣の働きしかしません。
体と心は鍛えた分だけの働きしかできません。
当たり前の事ですが、様々な事を進めるにあたりこの事は忘れないように鍛錬していきたいものです。