斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

道場の礼

本日、師範の話を聞いて道場における礼について考えました。

「道場においては力出し切れ!」

上の言葉は師範がよく練習生、門下生に伝えている言葉です。


社会的な生活をしていく上で自身を取り繕う事が必要なときは多々あります。
ただ、刀と真剣に向き合う時は不要で普段の自身に纏っているを取り払い、
全力の己をぶつける必要がある事を、最近強く感じます。


実際に私は稽古中に「全力を出し切れ」と師範から指摘を受けます。


そして、その出し切った己と向き合い斬り合う時の感じは確かに普段と
全く違う感覚を得ます。
その出し切った己でなければ、刀とは真正面から向き合えないとは感じます。


自身では全力の「つもり」でも、今にして思えばやはり全力では無い事も多々あります。


まずは、真剣と向き合うには現在の己と向き合い己の「本心」を掴む事が
最初の一歩なんだと言う事が最近強く感じます。


あまり稽古の話っぽくありませんが、真剣である事が私の通う道場においての
礼であると感じています。