斬る心

居合道を通じて学んだ事を日々実践し時代の変化によって色褪せない技術を磨くI.T.系技術屋の記録

稽古日誌

奉納演武

少し前の事になりますが、今月の初旬に三嶋大社にて武徳院のみんなで奉納演武をさせて頂く機会がありました。三嶋大社の雰囲気や演武の舞台となる芸能殿も良く、すこし緊張しましたが問題もなく臨む事ができました。ただ、当日現地に行くまで芸能殿がどのよ…

初試斬

昨日の入門して初めて仮標を斬った何刀か斬りましたが、思ったより手応えが無くすっと剣閃が通る様に仮標が斬れていった。日頃から、稽古時に力や余計な作為的なものを捨てるように注意されていたが、 斬って初めてその意味というか、感覚を感じる事が出来た…

仏陀の教えを読んで

私が通っている道場では、たまに師範からお題が出される事があります。 今回は、一個人の3月号から感じとった事を書けという事でしたので私は「仏陀の教え入門」より感じたことを書きます。まず読んで感じたことですが、”苦”の扱いと”思い”に対して絶妙な間…

乱さずに

一昨日の稽古で口頭試問の答え師範に伝えました。 口頭試問は師範から出されたお題に対して自分の中にある答えをだすというものですが、 自身の中で煮詰まっていないため現在感じているところを師範にお伝えし、今回の口頭試問は 終了しました。 自身の内面…

節目

昨日道場で稽古始めがありました。 おかげで気持ちの上でやっと新年を迎える事が出来たなと感じています。 道場に通う前は年末年始はお盆の時などの大型連休と同じようにただ仕事をするだけで 特別に意識することがありませんでした。 特に今年は年末年始に…

一歩先に

先週日曜日の稽古の終わりに「理屈で考えた以外のものを感じとる事」 最後の稽古までに其れを感じるように師範からオーダーがありました。 自分も与えられたお題目に対して、それを解釈しやすいように己の内で 論理だてて考え、そこから脱しきらないところが…

龍樹菩薩大寺の落慶法要に参加して

ナグプールで短い間でしたが過ごした感想は、ナグプールのエネルギーと自身の至らなさを感じた旅でもありました。 最初に感じたのは初日に佐々井秀嶺師に挨拶をする為に、ディクシャブーミへ伺いその後に観光していた時の事です。少しその場所を観光している…

単純に

昨日の稽古の時に、単純に動けと師範から指摘を受けた。 自身では気をつけているつもりではあるが、足を大きく開く時にどうしても動作がロボットみたいに カクカクしてしまう。 気にかけてはいるのですが、体のバランスが悪いのかその他の問題があり動作がぎ…

固執

本日の稽古は自身にの心の内について考えさせられた内容である。己と我、自身が護っているのは我欲なのだなと感じました。簡単に説明すれば、宴会の席でその場の流れでゲームし、その結果私は救急車のお世話に なったのだが、自身が率先してやったのならまだ…

息抜き

先日道場で進級試験に挑戦し晴れて合格を頂きました。ただ、残念な点は一刀目で合格するつもりが、結果は三刀目でやっと合格を頂けたという内容でした。 今回はその中で己の中に起きていた事を顧みたいと思います。 一刀目は当日から「一刀目で合格するんだ…

迷い

前回の稽古の時、師範から一言指摘を受けただけで、その後は満足のいく一刀が 振れなくなりました。そのとき、頭の中で、注意されたところを色々思い描きつつ頭の中のイメージに 合わせて振ろうとしたのが、不調となり現れていました。落ち着いて考えれば、…

歩く

少し前のお話ですが、道場で稽古中に広い視野の集中を持つように注意されていたので、 普段の生活の中でも鍛錬するには何か良いものは無いかと考えたとき、「歩く」事を 鍛錬していました。 やり始めてみると、思った以上に視界が狭かった為か見落としていた…

2年間稽古を続けて

本日の稽古にて師範からの指摘が大分減ってきました。 入会当初より剣技において下地が以前よりか整ってきているようです。 私自身、入会した当初から思い返せば随分と変化してきました。 主に内面について二年前とは比べるまでもありません。 始めたての頃…

自然と在る

最近稽古をしている時、特に己の中で課題として上げている。 自然と在る。 ただ歩く、ただ振る、ただ呼吸する。 ただそこに在るだけの状態まで自身をもっていく。 自分の重さを足に体感させ呼吸を深く肚でする。そうすると、無駄に入っていた力が抜けていき…

我を捨てる

前回の稽古の時に意識的に満足出来る一閃を放つことができた。この瞬間は物事を考えておらず、とても思考が無垢な状態であることを感じた。 肚で呼吸する事だけ意識し、それ以外の物事には気を留めていない状態です。 この辺り、入会した当初から比べれば、…

道場の礼

本日、師範の話を聞いて道場における礼について考えました。「道場においては力出し切れ!」上の言葉は師範がよく練習生、門下生に伝えている言葉です。 社会的な生活をしていく上で自身を取り繕う事が必要なときは多々あります。 ただ、刀と真剣に向き合う…

甘え

最近、道場での鍛錬に行き詰まりを感じていた。何故かと考えていくうちに普段の自分を顧みると、仕事や人に対しての 向き合い方が疎になっている事を感じる。 今の私の現状を考えると、今の仕事場はとても恵まれていると考えて良いところです。 ただ、それに…

一閃

前回の稽古は己を信じるという事を考えさせられた稽古でした。思考や環境、状況に流されることなく単純な一閃を放つように 己に対して深く、我や欲でなど余計なものが混じらないくらい、純粋な一閃が放てるようになるため。単純に稚拙、是非にこだわらない、…

己の枠

己の枠を取り払う。昨日の稽古の時、師範に口頭試問をして頂いた。 その時の私の回答は底の浅い回答となっていた。 その時指摘された一つが、「枠」についてである。 自分の中で知らず知らずに限界を決め、その枠から飛び出す事を止めていたようである。 確…

必死さ

言葉にうまく纏められないがいつものように面前で剣を振った後に、師範から「どうだったか?」と自己評価を 聞かれた。私は振っていた状況を反芻し率直に伝えたが、その説明が理屈に縛られすぎていた ようだ。 真に迫るような一閃を私はまだ出しきれていない…

ただ放つ

ただ眼前の斬ることにのみ集中し、後は己を放つ。 こんなイメージで刀を振ると会心を得られるようになった。 ただ放つ 今日は横浜道場の為か気合いが平時よりのっていた、やはり真剣を持ちその重さを実感した後では其処に込めることが出来る意思が変わる 本…

真剣を手にして

昨日は真剣と一体感を少し感じれた一日久しぶりに刀を稽古時に使用したが手によく馴染み非常に振り易く感じた。 初めて振った時ははただ重く、自分が振り回されていた。だが、昨日の稽古では振り回される事は少なく時間が経過していくにつれて一体感を得られ…